4日午後に放送されたTBS系情報番組「ゴゴスマ」で、コメンテーターの石塚元章氏(CBC特別解説委員)が、裏番組である日本テレビ系情報番組「ミヤネ屋」の宮根誠司キャスターを暗に批判した。

出演者の千原ジュニアが、「オープニングで『メダルおめでとう』ってやって、後半コロナで。つなぎのニュースで選手村でクラスターが発生したとか、不思議な時代を生きているという感じがします」と語り、オリンピックとコロナ報道についてトークが展開した。

石井亮次キャスターは「県をまたいでの帰省はやめてと言って、国をまたいでオリンピックはやっている」「コロナは気をつけなければいけない、オリンピックをやるやらない、無観客がどうのというのもやってきた。オリンピックが始まったら選手の頑張りはまた別なので応援しようということでお伝えしている。確かにごめんなさいっていう感じですよ」と、メディアの矛盾について語った。

これに対し石塚氏は、組織が受ける評価と、そこにいる個々の人々の頑張りは別であるとの持論を展開し「僕はあまり矛盾を感じない」。

続けて「どこかの放送局のMCさん、裏でやってますけど」と「ゴゴスマ」の裏の宮根キャスターを暗に挙げ、「『テレビっていうのはこういう時、手のひら返すんですよ』と(放送で)言ったと聞いてますけど、そういうことをメディアの側の人間が冗談でも言うな」。この問題への宮根キャスターの向き合い方に対し、きっぱりと苦言を呈した。

「誰のことだか、分かる人には分かりますが」と憤慨する石塚氏に、石井キャスターは「もう、裏と言っちゃったら…」と苦笑い。図らずも問題提起する形となったジュニアが「この世にはいいセイジと悪いセイジがいる」と、兄の千原せいじとも、宮根誠司ともとれる名前を挙げて笑わせると、「みんないいセイジですよ」とフォローしていた。