俳優の千葉真一(ちば・しんいち)さんの訃報に、芸能界から悲しみの声が続々あがっている。

映画「悪名」(2001年)などで千葉さんと共演した俳優の的場浩司はブログで「笑顔が似合う気さくで偉大な先輩が逝かれた…」と言及。「京都のロケ現場で…全身からオーラを放つ千葉さんに…緊張しながら御挨拶させて頂いた場面を思い出しました…優しい笑顔が印象に残っています…その後も御会いする度に色んなお話しを聞かせてくれました…千葉さんの御冥福を御祈り致します…朝からため息しか出ないよ…」と悼んだ。

女優の秋野暢子はブログで「千葉真一さん……残念です 若い頃、東映スタジオで殺陣を教えていただきました。とても、優しく丁寧に指導してもらってお優しい素敵な方。最近はお逢い出来てなかったけど とても、頑強でお元気な方がコロナ感染されるなんて信じられません。ワクチン打たれてなかったとか…………」とショックをつづり、「どうぞ、ゆっくりおやすみください。ご冥福お祈りいたします」とした。

俳優で歌手の池畑慎之介は、「ピーター」名義で活動していた当時、野際陽子さんとともに千葉さんを囲んだ写真をブログにアップ。「この貴重な1枚の写真は…53年ぐらい前の何かの雑誌に掲載されたもので、ピーが16歳‥。千葉さんが、29歳。野際陽子さんが30代前半‥。みんな若かった‥」と振り返り、「千葉真一さんのご冥福を心からお祈りいたします。合掌」と追悼した。

千葉さんは19日午後5時26分、千葉・君津の病院で死去した。82歳だった。関係者によると、千葉さんは7月末に新型コロナウイルスに感染。入院せず療養していたが、肺炎が悪化し、8月8日に入院。酸素吸入を続けていたが、回復に至らなかった。ワクチンは打っていなかったという。