大阪出身の俳優、池田純矢(28)が作、演出を務め、生駒里奈(25)とW主演する舞台「-4D-imetor」(28、29日)の公開稽古が27日、大阪市のクール・ジャパン・パーク・オーサカTTホールで行われた。

公演は当初、昨年5月に予定されていたが、コロナ禍で延期。シリーズ5作目となる今公演は、「量子力学」をテーマに繰り広げられる謎解きミステリーだ。乃木坂46卒業後、女優として活躍する生駒と池田がタッグを組み、イリュージョン・マジックをまじえた舞台。奇術・謎解き=演劇を融合させた“体感型演劇”は、すでに東京公演を終え、大阪開幕を控える。

生駒はスキルも上がったとアピールし「全国のマジシャンの方に言いたい! すごくうまくなったので使ってください! 『生駒消えま~す』」。アシスタントとして、本職マジシャンに起用のメッセージも送るほど、自信を深める。

地元公演を目前にした池田は「まず大阪まで持ってこられたのは奇跡的な事だと、感謝だなと思います。この作品は1公演も欠けることなく東京公演を駆け抜けまして、こうして大阪に」と言い、表情を引き締めた。

生駒も「演じる身としてはすごく悩んでたんですけど、見に来てくださったお客様が大きい拍手で私たちのことをあたたかく包んでくださって。そういうことで人間って頑張れるなと思ったので、輪を最後までつなげていきたい」と率直な感情を吐露した。

一方で、今作上演を控える大阪府には現在、緊急事態宣言が発令されている。その状況をふまえ、大阪公演最終日の29日には、正午公演、午後4時公演の2公演ともに、ライブ配信も実施する。

池田は「舞台演劇は、もちろん生で-とは、常に思っている」と言いつつも、宣言下にあっては「劇場に足を運び辛いという方もいらっしゃいますし、会場は大阪ですが、秋田にいる方、東京にいる方…いろんな方にこの作品に触れていただくには、ライブ配信もいい方法だなと思います」と前向きにとらえ、アピールしていた。

配信チケットは、イープラスで、9月5日午後8時まで販売され、アーカイブ配信は同日の午後11時59分まで視聴できる。