兄弟ユニット「鈴木鈴木」が、SNSを中心にバズっている。TikTokのフォロワー数が約57万人で、8月リリースの新曲「海のリビング」が人気急上昇で1位を獲得。サブスクリプション(定額制音楽配信サービス)の再生回数も1000万回を突破するなど、若者を中心に人気を博している。

同曲は「今、そばにいる大切な友人を一生の宝物として大切にしてほしい」という思いを込めたサマーソング。「大切な友人たちを思い歌にしました。皆様も友人と楽しいことをしている瞬間を思い浮かべて聴いて欲しい」と話した。

兄の十夢(とむ、21)が高校1年で歌手を目指し、弟の聖七(せいな、20)が後を追い兄弟ユニットを結成。17年のTBS系「Momm!!」の「歌ウマNO・1決定戦」に出演。6代目チャンピオンに輝き、その場でMCの中居正広(49)に「鈴木鈴木」と命名された。当時の心境を「中居さんには申し訳ないのですが、最初は『芸人さんみたいな名前だな』と正直恥ずかしかったです(笑い)。ですが、今は誇りです!」と振り返った。

当初はライブハウスを中心に活動したが、ファン獲得に悩んだ。19年から活動の場をSNSに移して人気に火が付き、現在のYouTube登録者は25万人超。今後について「夢の東京ドームに立つため、今年中にYouTubeの登録者数を50万人まで増やし、存在を世に知ってもらいたい!」と意気込んでいる。

◆鈴木鈴木(すずきすずき) 兄の十夢(21)弟の聖七(20)で17年に結成した兄弟ユニット。名付け親は中居正広。主戦場はTikTokなどのSNS。20年12月にリリースした「君と僕はさ」で一気に注目を集める。同曲のサブスク再生回数は2000万回を超える。今年8月にリリースした「海のリビング」は、各種音楽配信チャートで上位にランクインするなど注目されている。