嵐の相葉雅紀(38)松本潤(38)二宮和也(38)櫻井翔(39)が3日、都内で、この日先行公開開始のライブ映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(堤幸彦監督、26日全国公開)の先行初日舞台あいさつに出席した。昨年末のグループ活動休止後、4人がそろって公の場に登場するのは初めて。
昨年はコロナ禍で有観客イベントが行えなかったため、ファンの前に登場するのは、19年末に行われた年越しライブ「ジャニーズカウントダウン2019-2020」出演以来、約2年ぶりとなった。
上映後に4人がサプライズ登場すると、会場は騒然となった。相葉は「今日は幸せな楽しい時間を過ごせればと思っています」とあいさつ。松本が「お久しぶりです。松本潤です。最近まで、なかなか公の場に出ることがなくて、なんだったらお三方と立っているのもちょっと緊張します」と明かすと、櫻井から「リラックスしていいんだよ」と笑顔でフォローされていた。二宮が「名前だけでも、覚えて帰ってください」とおどけると、松本から「貪欲だね、君は!」とツッコまれた。
櫻井は「われわれの誕生日に来てくださってありがとうございます。久々に皆さんの前で、われわれとしてもそわそわしていますけど」と笑い、「みんな緊張してたよね?」とメンバーたちに問い掛けた。相葉が「俺なんか今、(トイレに)行きたいのよ」と我慢するジェスチャーをすると、松本から「うい~」とちょっかいを出され、「やめて! もれちゃうから!」と必死の表情。二宮は「それでもれたら大したもんだよ!」とツッコみ、笑いを誘っていた。
その後もメンバー間の仲の良さを象徴するような、ライブ中のMCのような和気あいあいとしたトークが続いた。途中で櫻井が「すみません。これって時間、大丈夫ですか?」とスタッフに確認するシーンも。芸能活動休止中のリーダー大野智(40)は不在だったが、先日大野も含む5人でご飯を食べたことも明かされた。
映画は、活動休止前ラストのドームツアーとなった20周年記念ツアー「5×20」の、19年12月23日の東京ドーム公演を125台以上のカメラで撮影したもの。当時を振り返った相葉が、右手を前に出しながら「オープニングのヘリが…」と切り出すと、松本から「ヘリじゃなくてドローンね?」、二宮から「ヘリを(右手で)こうやって持ってたの?」、櫻井からも「不法の撮影!」と立て続けにツッコまれた。活動休止前と変わらないメンバー間の関係性を感じさせた。
報道陣による写真撮影を終えると、櫻井は「えっ、もう終わり?」と名残惜しそうにした。相葉も「延長きかないんですか?」と訴えた。さらに松本が「今日、(映画で)大野くん見に来たって人? いますよね。朗報です。メッセージをあずかっています」と明かし、櫻井が代読した。さらに松本は「相変わらず楽しい時間でしたね」と5人での食事を振り返り、櫻井も「変わらず5人でわちゃわちゃやっていますので、ご安心ください」と呼び掛けた。
相葉は「嵐の20年、ここにあり、っていう映画になっております」とアピール。松本は「11月3日というのは僕にとって意味のある日だと思っています。ファンの人たちに長く愛される作品になったと思います。これからも一緒に思い出を作れたらと思います」と伝えた。二宮は「ずっと思っていますけど、幸せ者だなって思っています」と真剣な表情だったが、「会場などもたくさん、松竹の皆さんにお世話になっております。できれば個人の映画もお待ちしておりまーす」と頭を下げると、松本から「『まーす』じゃないよ!」、櫻井から「最後のあいさつ!」とツッコまれ、笑っていた。
櫻井は「コロナ禍で失われたことを考えた時に、コンサートに行く前にチケットをとったり、コンサート行った後、みんなで話したり、そういう前後の時間が失われちゃったなって思っています」と話し、「この映画で、そのチケットとったり、ライブ見たりってことを体感できるかなって思っています。会場でコンサートをみるということは、去年悔しいことにお届けできなかったので。今後とも、嵐をよろしくお願いします!」と締めた。
退場時、松本は「全国のファンの皆さんによろしくお伝えください! 元気ですから!」と手を振り、スマートフォンを使ってメンバーたちの動画や写真を撮影し、「サプライズ成功したよ!」と満足げだった。
最後まで会場の拍手は鳴りやまなかった。