米俳優マシュー・マコノヒー(52)が、米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで子供への新型コロナウイルスワクチン接種に慎重な考えを示した。

ディールブック・オンライン・サミットの一環としてライブストリーミングでインタビューに応じたマコノヒーは、「(政府は)ただ子供への接種が可能だとだけ言った。信頼する必要があるのか?私は科学を信じたい。詐欺や陰謀説だと思っているのかって?ノー、これは陰謀ではなく、科学者たちは正しいことをしようとしている」と前置きしたうえで、「でも(子供への接種は)怖いですよ。私の子供たちにはまだワクチンを打っていません」と語った。

90歳の母と同居しているマコノヒー自身と妻はワクチン接種済みだというが、13歳の長男を筆頭に11歳と8歳の3人の子供たちは未接種であることを明かした。米国では先週から5歳から11歳の子供へのワクチン接種が始まっている。「私たちは新型コロナの以前から予防接種には慎重だった」とマコノヒーは語り、「感染拡大が始まって2年近くたつ今も、わが家は他の友人たちの家庭より厳しい自主隔離生活をしている。頻繁に検査もしているし、屋外でできる限り過ごさせている」と説明。今後、さまざまな情報が明らかになる中で、接種についてもっと考えたいと述べた。

マコノヒーは来年行われるテキサス州知事選への出馬が取り沙汰されており、政治家への転身がうわさされている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)