NHKは19日、東京・渋谷の同局で、大みそかの「第72回紅白歌合戦」の出場者発表会見を行った。今年3月にデビュー15周年を迎えたKAT-TUNが、紅白初出場を決めた。

スケジュールの都合で会場には現れなかった。VTRでコメントを伝えた。中丸雄一(38)は「NHK紅白歌合戦に、初めて出場させていただきます」、上田竜也(38)は「今年は結成15周年の全国ツアーをさせていただき、あらためて音楽の楽しさと届ける喜びを感じられた1年でした」とコメント。亀梨和也(35)は「15周年の集大成、紅白のステージで僕たちの思い、そして皆さまへの感謝の思いを精いっぱい届けたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」と伝え、頭を下げた。

06年3月に6人組でデビュー。デビューシングル「Real Face」はミリオンセラーとなった。亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の3人体制になった16年からは2年弱の充電期間も経験した。

今年は15周年ツアーを開催。5周年では東日本大震災、10周年では田口淳之介(35)の脱退のタイミングが重なった。今年は3月に3年ぶりとなる28枚目のシングル「Roar」をリリース。デビュー記念日の3月22日は配信ライブを開催し、6月まで有観客で15周年ツアーを無事開催していた。

5月のツアー横浜公演開演前に日刊スポーツなどの取材に応じた上田は「いろんなことがあったので、正直どうなるのかと思ったこともあった。こうして15周年に3人でステージに立てるのは、ある意味奇跡に近いと思う。言葉には出さないけど、心の奥底でのメンバー同士の絆は変わっていないと思う」、中丸も「充電期間の後、それでも求めてもらっているんだなというのを実感して、より感謝しました」などと話していた。