NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の22日に放送された第16話の平均世帯視聴率が16・2%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第8話、第13話の16・5%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、学徒動員に応じて、稔(松村北斗)と勇(村上虹郎)は出征。稔の出征を見届けた安子(上白石萌音)。稔の子を授かっているとわかったのは、稔が出征したふた月後のことだった。ラジオからは連日アメリカからの攻撃の知らせが流れ、戦争はさらに安子たちの日常を変えていった。

時がたち、安子は元気な女の子を出産した。名前は「るい」。稔が考えた名前だった。しかしその名前に込められた本当の意味は、周囲には明かせないものだった。「ひなたの道を歩いて欲しい」。安子と稔が聴いていた「On the Sunny Side of the Street」を歌うルイ・アームストロングの名前からとったものだった。