19年7月の京都アニメーション(京アニ)放火事件にNHK職員が関与したかのような虚偽の記事の元となる投稿をブログに書き込んだとして、同局がブログ投稿者に約905万円の損害賠償と謝罪広告掲載を求めて提訴していた裁判で、東京地裁は20日、185万円の支払いを命じた。

NHKは同日、「NHKの主張が認められた判決だと受け止めています。事実を伝える報道機関の1つとして、引き続き放送を通してインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷の問題に対峙していくと同時に、悪質な虚偽の情報発信に対しては、今後も法的措置も含め、毅然(きぜん)とした対応をして参ります」とのコメントを発表した。

同局はこの件で、「まとめサイト」の運営者も別途、提訴している。