NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の21日に放送された第37話の平均世帯視聴率が16・3%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第23話の17・7%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、雉真家を出るという決意を固めた安子(上白石萌音)だったが、千吉(段田安則)は安子が出ることは受け入れたものの、るい(古川凜)を連れていくことは許さなかった。「るいの額の傷を治すには莫大(ばくだい)な金がかかり、それは雉真繊維の力が無ければ不可能。雉真の子として育てられるのがるいにとって一番幸せなことなのだ」という千吉の言葉に反論できなかった安子。

そんなある日、算太(濱田岳)が失踪したという知らせが入った。算太は勇と雪衣(岡田結実)の関係にショックを受けていた。安子と貯めた「たちばな」を再建するお金を持ったまま、大阪に向かったようだと安子は聞く。安子はるいと離れ、大阪へ算太を探しに行く。行方をつかめず、安子は倒れてしまう。