EXILEが、09年以来13年ぶりとなる全国アリーナツアー「RED PHOENIX」(8都市16公演)を26日から開催する。14人体制の「NEW EXILE」をよりきめ細やかに全国のファンに伝える新たな旅路。AKIRA(40)とTETSUYA(41)の2人が意気込みを語り合った。

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昨年9月にスタートした20周年イヤーが、13年ぶりのアリーナツアーで本格始動する。20年11月にボーカルATSUSHI(41)が勇退し、14人体制としては初の単独ツアー。準備が進む中、TETSUYAは「アリーナならではの近さが1番の魅力になる。14人体制になった初々しさも見せられると思います」。

AKIRAも「アリーナは“地のパワー”がより必要になってきます。20周年を任されているというエネルギーもすごいですし、オリジナルメンバーやファンの皆さんへの『おめでとうございます』という気持ちとともに、新生EXILEも、1つ1つ丁寧にお届けしていきたい」と気合十分だ。

06年にAKIRAとTAKAHIRO(37)が加わって、最初のライブツアーとなった07年の「EXILE EVOLUTION」、そしてTETSUYAら7人が加わった09年の「THE MONSTER」と、20年の歴史の中でアリーナツアーはグループの節目に常にあった。

くしくも2年前の2月26日にEXILEの京セラドーム公演がコロナ禍で当日に中止に。それ以来、エンタメ界も大きな打撃を受けた。TETSUYAは「この13年間で、いろいろなことが世界や日本で起こった中で、一体自分ができることは何なのか? と改めて考え直せるライブになるのかなと思います」。

AKIRAも「エンターテインメントを心の底から届けることで、微力ながら携わってくれた方々の人生に花を添えられたり、背中を押せる存在にならなきゃという熱い思いがあります。自分たちの音楽とダンスを通して、世の中に貢献していきたいと思います」。新生EXILEが、日本を元気にする。【大友陽平】