2021年のМー1グランプリ王者、お笑いコンビ「錦鯉」が北海道内初のレギュラー冠番組「錦鯉が行く! のりのり散歩」(HTB北海道テレビ、土曜午後1時26分~)を持ち、4月30日から放送がスタートする。11日、札幌市内の同局で意気込みを語った。

飛ぶ鳥落とす勢いの錦鯉が、コンビ名の通り、故郷に錦を飾ることになった。

昨秋から単発で2回放送された「錦鯉が行く!」が、「のりのり散歩」を加えて週1回放送に昇格した。札幌出身の長谷川雅紀(50)と相方の渡辺隆(43)、同局田口彩夏アナウンサーが札幌や周辺を歩き、知らなかった場所や食べ物、施設、地元の人と触れ合う。長谷川は20歳代に同局の情報番組でリポーターとして出演していた。「札幌でデビューして27年目。50歳。やっと冠レギュラー」と喜ぶ。当時番組司会を務めていた戸島龍太郎プロデューサーは「『僕は東京で有名な芸人になってきます』と言って飛び立った。弟のような存在」と懐かしんだ。

札幌と周辺を訪ねる企画だが、長谷川は「ノリノリ雅紀というオリジナルダンスがあるんですけど毎回番組に組み込んで、ノリノリ雅紀ダンサーズを増やして世界規模で一緒に踊りたいという野望がある」と脱線気味。そんな鼻息の荒さに、渡辺は「HTBを夜逃げしてきたと聞いたんですけど、のこのこ帰ってきて、みんな本当に迎え入れてくれるのか。ここから(長谷川への)復讐が始まるのかな」と盛り上げた。3月19、26日、4月2日の3週連続で「錦鯉が行く! 流氷のりのりツアー」(午後1時26分~)も放送される。