米アクション映画「ダイ・ハード」シリーズなどで知られる米俳優ブルース・ウィリス(67)が30日、認知能力に影響を及ぼす失語症と診断されたことを受け、俳優業を引退することが明らかになった。

【関連記事】映画「ダイ・ハード」ブルース・ウィリスが俳優業引退「認知能力に影響を与える失語症と診断」

◆失語症とは 日本失語症協議会のホームページなどによると血管が詰まり脳に酸素がいかなくなったり、交通事故などで脳の中の言語中枢が損傷を受けたことで出現する疾患。「聴く」「話す」「読む」「書く」などの言語機能に障害が生じた状態を指す。主な症状として、自分の頭の中では理解できていた物の名前が言えなくなったり、間違えて言ったりするなどの言語障害が出るという。一方で、子どもの能力に戻るわけではないので、認知症を合併しなければ、大人としての自覚や判断力は維持される。