女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)の第3話が5日、放送される。

土屋演じる篠原佐都は、母の良恵(石野真子)と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第3話では、佐都は、義母の久美(木村多江)の気持ちを案じて深山家の愛人問題に一石を投じた。しかし、佐都を次男の健太の妻として認めようとしない義父・圭一(石橋凌)は、さらなる策略を巡らせる。

圭一は、かつて健太が慕っていた立花泉(佐々木希)を彼の秘書にしたのだ。だが、すでに健太は佐都だけを愛しており、2人は間もなく迎える2人一緒の誕生日に旅行を計画する。

ところが、圭一が健太に同行するよう命じた福岡出張が誕生日と重なり、旅行の計画は頓挫することに。健太に期待し、大きなプロジェクトを任せるという圭一の様子に、長男の明人(尾上松也)と、その妻の美保子(松本若菜)は歯がみをしていた。

健太が圭一と出張に出かけた日、佐都は義妹の有沙(馬場ふみか)に呼び出される。有沙は深山家所有のクルーザーで遊んだ後の片付けを佐都に頼んだのだ。断り切れない佐都が掃除をしていると、そこに三男大介(渡邊圭祐)の妻リツコ(松本妃代)が現れる。

事情を察し憤ったリツコは、佐都を連れ出して彼女の誕生日パーティーを開催する。同じ深山家の嫁として佐都を励まし、深山家に対する愚痴をこぼすリツコだったが、ふとスマホを見ると顔色を変え、パーティーをおひらきにすると言いだす。