23日に放送された綾瀬はるか(37)主演フジテレビ系連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜後午後9時)の第7話世帯視聴率が8・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、速報値)であることが24日、分かった。初回から12・1%、10・3%、10・3%、9・0%、8・6%、7・9%だった。

第7話の個人視聴率は4・7%。個人視聴率は初回から7・2%、5・9%、5・8%、5・3%、4・9%、4・6%だった。

綾瀬が演じるのは、美しく勝ちにも金にも名誉にもこだわる優秀な弁護士・剣持麗子。大手弁護士事務所に勤めていたが、クライアントから訴えられそうになり減俸を命じられて「こんな事務所、辞めてやる」とたんかを切って休職。休職中にメールを送った元カレで森川製薬の御曹司・森川栄治の代理人・篠田敬太郎(大泉洋)から返事があった。巨額の財産を持っていた栄治は「僕の全財産は僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して死んでいた。巨額の遺産に心が動いた麗子は、栄治の別荘の管理人をしていた篠田を「私があなたを殺人犯にしてあげる」と“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てる。

栄治を殺した犯人が判明後、麗子は小さな「暮らしの法律事務所」を引き継ぎ、敬太郎とバディとなる。2人は次々と殺人事件に遭遇し、法的視点で解決するリーガルミステリー。原作は20年の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、新川帆立氏の同名小説。

第7話で、元上司の津々井君彦(浅野和之)から大手食品会社・ヒグマ食品の案件を引き継ぐことになった麗子。

大はしゃぎする麗子のもとに、今度はホストの黒丑(望月歩)から電話が入る。自分の太客・山谷典子が抱える遺産トラブルを解決してほしいというのだ。典子は父親の死因について調べてほしいという。財産目当てで近づいてきた後妻の女に毒を盛られて死んだに違いない、というのが典子の主張だった。しかし麗子は死因の特定は警察の仕事だと冷たくあしらう。

一方、ヒグマ食品は1兆円を超える大規模なM&Aを控えていた。だが、同社総務部長の武藤と商品開発部の木村は、頼みたい案件は別だと言って麗子に1枚の紙を見せる。それは「5月23日、社員食堂の毒入りシチューで死人が出る」という脅迫状だった。