アルピニストの野口健氏(48)が20日、ツイッターを更新。これまでヒマラヤ遠征などをともにしてきた日本の第一人者として知られる山岳カメラマンの平賀淳氏が、米アラスカ州のハンター山で遭難し、亡くなったと報告を受けたと伝えた。

野口氏は19日夜、「昨夜、アラスカのハンターで撮影中の平賀淳カメラマンの遭難の一報が届きました。生存の可能性は絶望的との知らせでした。20年来、共にヒマラヤに挑戦してきた平賀さんの遭難の知らせを受け止めきれずにいます。僕にとって弟みたいな存在でした。どうしたものか。心底にまいりました」とツイート。

そして20日朝になって「先程、現場から連絡があり、平賀カメラマンのご遺体が無事に収容できたと。とても綺麗な状態でまるで眠っているみたいでしたと。長さ20~30メートル程の氷のブリッジが崩壊し、深さ約30メートルのクレバスに滑落した平賀さんの体の上にそれらの氷が降りかかり埋まってしまいました」と報告。

「従って遺体の収容は極めて難しいとの情報でしたが、詳細は分かりませんが、地元の関係者の皆さんの尽力により収容されたとの報告でした。せめてもの願いが叶いました。レスキュー隊員の皆様、本当に有難うございました。平賀さん、早く帰ってきてください」とつづった。