女優吉岡里帆(29)が21日、都内で、主演映画「ハケンアニメ!」(吉野耕平監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

同作は、辻村深月氏の同名小説が原作。吉岡演じる新人アニメ監督・斎藤瞳が、最も成功したアニメに与えられる称号「ハケン(覇権)」をめぐって奮闘する物語。

この日、都内で雨が降ったことから、吉岡は「今日はお足元の悪い中、大丈夫でした? 入ってくる瞬間。私はびしょびしょになりまして。みなさん劇場入られるとき大丈夫かなって心配になったんですけど」と観客を気遣いながら「足を運んでくださって本当にうれしく思っています」と感謝した。

20日に初日を迎え「みなさんのうれしい感想を目にしまして、公開できてよかったなとじんわり思っています」とかみしめた。

同作について「プロデューサーの方が7年かかったとおっしゃっていたので、そんなに長い年月をかけて作る映画ってそうそう無いと思うので、もうチーム一同が、本当に公開できたのが奇跡と思えるような、そんな1歩になったのかなと感じています」。

劇中アニメにもこだわっているといい「舞台あいさつはキャストでしか来られていないんですけど、アニメを作っているチームだったりとか、本当に私たちの後ろにはとんでもない量の努力の結晶ということで、それが伝わっていたらいいなと思います」とチーム一丸を強調した。

中村倫也、柄本佑、尾野真千子、高野麻里佳、吉野監督も出席した。