即位70年を迎えた英国のエリザベス女王のドキュメンタリー映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」(17日公開)の公開イベントが7日、都内で行われ、デーブ・スペクターと英国王室のジャーナリスト多賀幹子さんがトークショーを行った。

ユニオンジャック柄のジャケットに王冠をかぶって登場したデーブは「ここまでやらせて。芸人じゃないんだから。このジャケットはネットで買いました」としたものの、映画については「宣伝するのが楽しくなる作品です。大抵の映画は内容がわかりますが、この作品は見ないとわからない。編集センスがいいし、ドキュメンタリーに興味ある人も見て欲しい」。多賀さんは「女王は肩苦しくて、怖いイメージがあるかもしれませんが、おもしろくて、楽しくて、おちゃめな方。人間力があり、4人の母でもあり、ワーキングマザーのパイオニアです。そんな女王のファッションから長寿の秘訣(ひけつ)までわかる作品です」と話した。

2人は、先週末に行われた、女王の在位70年を記念する祝賀行事プラチナジュビリーについてもトークした。

多賀さんは女王について「英国そのもの。切っても切り離せない存在、団結の象徴です。スコットランドは独立したいのですが、女王がいるから、一緒の国でいたいと思っています」。デーブも「英国の象徴ですね。英国そのもの。王室反対の人もいますが、英国がまとまれるのは女王がいるからこそです」。

プラチナジュビリーでは、ウィリアム王子とヘンリー王子の仲直りが期待されたが、かなわなかったという。デーブは「(ヘンリー王子は)やっかいな人と結婚しましたね。王室離脱はいいとして、アメリカで悪口を言いすぎたし、やりすぎ。今回帰国しましたが、冷たくされ、ブーイングもされました」。さらに「娘のリリベットちゃんを女王に会わせたが、女王は写真を撮ることを禁止しました。王族もヘンリー王子と話すと、アメリカで何を話されるかわからないから、会話も少なかった。冷たくされたので、ヘンリー王子は最終日のパレードの前に帰国してしまいました」と暴露した。