声優土屋神葉(26)が2日、都内で、「映画 バクテン!!」(黒柳トシマサ監督)初日舞台あいさつに出席し、劇場版への思いを語った。

「アオ高男子新体操部」の部員6人による最後の挑戦を描いた劇場版について共演者は、根拠ある前向きさがあり、勇気をもらえる作品とアピールした。

黒柳監督は高校生たちを中心に青春のひた向きさを描いているという。「大会の結果が悪くても、人生は続いていて青春は通過点。青春という言葉は、言葉の形を変えて、ずっと続いてくということを、この映画を通して描きたかった」と作品への思いを話した。

同作は東日本大震災の被災3県を舞台にしたプロジェクトの一環として制作。双葉翔太郎役の土屋は「伝えたいことの重さに圧倒され、この11年間東北を思わないことはなかった。ポジティブに温かく、思いが込められています。この温かい作品を末永く愛してください」と目を潤ませた。

石川界人(27)近藤隆(43)村瀬歩(33)黒柳監督も出席。

同作は新体操に情熱を燃やす男子高校生たちの青春を描いたオリジナルテレビアニメ劇場版。