おりほー! 芸能界きってのオリックスファンで知られるなにわ男子の藤原丈一郎(26)が26年ぶりの日本一に喜びを爆発させた。日本シリーズでは第1戦の「山本対村上」を観戦したオリ党代表で、日本一の歓喜の瞬間も神宮で見届けた。ライブではファンから珍ファンサービス? も受けると明かした。復刻版のユニホームを身にまとい、オリックスへの愛をざっくばらんに語った。【取材・構成=波部俊之介】

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日本シリーズで毎試合熱い攻防戦を見られて、野球ファンとして幸せな時間でした! この1週間は、ずっと胃が痛かったです…(笑い)。野球の神様も、どっちに勝ちを渡すかめちゃくちゃ悩んだと思います。この時期まで野球観戦ができたこと、めちゃくちゃ幸せです! ありがとうオリックス! 最高のハッピーサプライズでした!

オリックス、さすがです。僕は毎回、奇跡が起きる瞬間にデビューシングル「初心LOVE」のサビ前にある「奇跡は待ってたんだ」という歌詞が頭に流れるんです。楽曲にも照らし合わせてしまいますね。今シーズンはファンとしても日本一を目標にやってきたので、去年の屈辱を晴らせてすごくうれしいですね。

日本シリーズでは第1戦から神宮球場の三塁側で、関ジャニ∞の横山裕くんと観戦しました。やはり、7割8割はヤクルトファン。点が入ると傘を掲げるんです。三塁側はヤクルトファンもいながらオリックスファンがいるんです。なので選手が帰って来る時には5、6人分くらいの拍手を送っていました。

「他のオリックスファンも拍手でついてこいよ」くらいのテンションで。ピンチとか乗り越えた時もめっちゃ拍手して。三塁側ベンチのオリファンリーダーという自覚を持ちながら(笑い)。でもやはり、山本由伸投手と村上宗隆選手の対決はしびれましたね。

(京セラドーム大阪での4戦目、オリックスのシリーズ初勝利も観戦し)見てるオリファンからすると、席も立てないぐらいの緊張感でした。投げては、僕と同い年の山岡投手から始まり、チームの中継ぎエースにバトンタッチ! 手に汗握る攻防でした! この1点勝利は、オリックスの守る野球が凝縮されてた試合でしたね!

(ここからオリックスの逆襲が始まり、5戦目のテレビ観戦をへて、6戦目の神宮もレフト外野席から応援し)投手のテンポがよくヒットも両チームとも少ない試合展開でした。両チームのファインプレーで流れが変わるかと思いきや、渡さないチーム戦! 球場でしか味わえない臨場感や独特の空気! この体験を球場で味わえるうれしさ! という感じでした。

(そして、最終7戦目の歓喜の瞬間も見届け、胃がキリキリする1週間を最高の形でフィニッシュした。もはや、藤原といえばオリックス-のイメージさえ定着してきた)

なにわ男子のファンの方から、野球関連のファンサービスを求められることも増えました。ツアーで各地方を回らせていただいて、うちわで「日本シリーズどっちが勝つと思う?」とか。他のみんなは「投げチューして」とかやのに、僕だけ「第2戦の先発誰でしょう」とか(笑い)。逆に難しいファンサが来ます。でもそれだけ野球好きが広まっていると思うとうれしい。

オリックスに続いて、なにわ男子としても、たくさんの先輩方や、いろいろなアーティストさんがいる中で、もっとみなさんに追いつき追い越せるように頑張りたい。「国民的スター」という看板をいずれ背負いたい思いもある。オリックスが日本一になったので、僕らもすぐには難しいですけど、国民的スターと言われるように頑張ります!

11月3日の御堂筋でのパレードは、すごくうれしい。たくさんの奇跡を見てきたので、堂々とファンの方々に手を振っていただきたい。