木本武宏(51)が23日、木下隆行(51)とともに3年ぶりの復活を宣言したTKOの初ライブとして、2月5日に大阪市内で行われるライブのチケットが24日正午から販売され、完売した。

木下が19年秋、一部週刊誌で後輩芸人へペットボトルを投げ付けるなどのパワハラをしたと報じられ、20年3月15日に松竹芸能を退所し、木本も22年7月に一部の芸能メディアで投資トラブルが報じられ、同23日に同事務所を退所。前日23日に木本が都内で会見を開き、投資トラブルの経緯を説明、謝罪した上で、3年ぶりのコンビ開催と、大阪での定期ライブ開催を表明していた。

初ライブは「喋るTKO」と題し、開催される。TKO公式サイトでは「ペットボトル騒動と投資騒動で所属事務所を退所した2人が裸一貫、地元大阪から再スタート! 6回目の全国進出に挑戦します! 2人での仕事は3年ぶり! しかも6年ぶりのトークライブ! お客様からNGなしの質問を大募集、誠心誠意答えていきます。3年間たまりにたまったエピソードトークも大放出! とにかく二人の再再再再再再出発の門出に立ち会ってください」との紹介文が掲載されていた。同公演は、配信は行わないという。

TKOの2人は、木本の会見後、日刊スポーツの独占取材に応じた。その中で、2月5日の再始動ライブの会場は、20人程度の小規模な会場だが、定期的に開催していくと説明。東京でも大阪同様、定期ライブの開催を模索しているが、開催に適切な会場が見つかっていないという。

2人は、既にネタ作りを再開している。「不祥事を犯したお笑い芸人は笑えない」という世論の高い壁は覚悟した上で、木下は「不祥事を、やってきたコントで超えていくしかない。コントという武器が我々にある。波を越える道は一択…コント」と断言。木本は「楽して小手先の笑いを取りにいっているようにしか見えない。とにかくまっとうに勝負する」と、パワハラや投資などの自虐ネタ封印を誓っている。