木村拓哉(50)が27日、都内で、この日公開の主演映画「レジェンド&バタフライ」(大友啓史監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。ヒロインの綾瀬はるか(37)ら豪華キャストとともに登壇。共演の中谷美紀(47)からキスシーンを絶賛される一幕もあった。

「天下布武」の文字が飾られた金びょうぶをバックに、スーツ姿で登場。「この作品を皆さん1人1人の懐に抱き締めていただければ」とあいさつし、観客から大きな拍手を浴びた。

自身2度目の織田信長役。信長の正室、濃姫を演じた綾瀬とともに、政略結婚という最悪の出会いから、真の夫婦となり天下統一を果たすまで、激動の時代を生き抜いた男と女の30年を描く。印象的なシーンを聞かれ「濃姫との婚礼の儀で、綾瀬はるかという俳優はさすがだなって思った。つがれたおとそを、何のためらいもなく飲んだ。毒を盛られていたら死んでいる。あれで自分もどこかスイッチが入った」と答え、11年ぶり4度目の共演となった綾瀬を称賛した。

中谷からは「反目し合っていた2人が、ほこりまみれで、血まみれになって交わすキス。すばらしかったです。木村さんと綾瀬さんの演技が感動的で美しかったので、1人の女性としてドキドキしたシーンです」と熱弁された。木村はうなずき、綾瀬は笑顔で感謝していた。

同作にちなんで木村が参加した昨年11月の「ぎふ信長まつり」の武者行列には46万人が訪れた。この日も会場の外で数十人のファンが出待ちするなど、引き続き話題を集めている。壇上で木村が「今日をもって、皆さんの力で、史実ではなく真実にしていただければと思います」と締めると、大きな拍手を浴びた。【横山慧】

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