西島秀俊が主演するテレビ朝日系ドラマ「警視庁アウトサイダー」(木曜午後9時)の第6話が9日に放送され、平均世帯視聴率が8・9%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・2%だった。

前回の世帯は8・5%、個人は4・8%だった。

「元マル暴オヤジ刑事」の架川英児(西島)、「秘密をひた隠すエース刑事」の蓮見光輔(濱田岳)、「やる気ナシ新人刑事」の水木直央(上白石萌歌)。警察組織の中で“アウトサイダー”の3人が、トリオで巨悪に立ち向かう物語。

◆第6話のあらすじ

10年前、光輔の父・梶間優人(神尾佑)が冤罪(えんざい)に巻き込まれたホステス殺人事件の手がかりを求め、英児は単身、長野県春蘭市に乗り込んだ。その直後、桜町中央署管内では、看護師・今野静香(高橋美津子)が何者かに駅の階段から突き落とされる事件が発生。静香は幸い一命をとりとめたものの、意識不明の状態だった。

光輔、直央らが防犯カメラを確認したところ、黒のパーカとマスクで顔を隠した謎の男が静香を押して走り去っていたことが発覚。だが、静香は元入院患者・白土祐吾(七瀬公)も見舞いに訪れるほど同僚や患者から慕われているらしく、トラブルに巻き込まれている様子はなさそうだった。

また、事件発生時、被害者はコアなファンが多いアニメ「降魔の射手」のキャラクターアクリルキーホルダーを握りしめていたが、娘の萌(リコ)によると、静香はアニメにまったく興味がなかったという。ところがスマートフォンの履歴を調べると、彼女は事件直前、「降魔の射手」のファンが殺された半年前の未解決事件を検索していたことが判明。なぜ静香がその事件を調べていたのか、光輔と直央は関係を探りはじめる。