嵐の二宮和也(39)が、今秋公開の映画「アナログ」(タカハタ秀太監督)に主演することが16日、分かった。

ビートたけし(76)初の書き下ろし恋愛小説が原作。ヒロイン役の波瑠(31)とともに、アナログな価値観を持つ2人のラブストーリーを描く。

   ◇   ◇   ◇

たけしが17年に発表した「アナログ」は、デジタル化が進む世の中で、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを描いた恋愛小説。刊行から約1カ月で10万部を突破するなど話題となった。満を持しての映画化となる。

二宮演じるデザイナーの水島悟が、ある日喫茶店「ピアノ」の謎めいた女性、みゆき(波瑠)と出会う。なぜか携帯電話を持っていないみゆきは「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と話し、2人は毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。ゆっくりと関係を深めていき、悟はプロポーズを決意するが、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなる…というストーリーだ。

タカハタ監督は、二宮とたけしが主演した15年のTBS年末ドラマ「赤めだか」で演出も務めており、たけしからの信頼も厚く、二宮とは2度目のタッグとなる。「原作が出版されてすぐ、二宮和也さんで映画にしたい! と切に思いました。映画化をご承諾いただけたことは幸甚の至りです。二宮さんと波瑠さん、初共演のふたりの撮影初日を見てまさに悟とみゆきを感じました」と話した。

撮影は昨秋から冬にかけて行われた。二宮は「いつの時代も“誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと気付かされる作品です。コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです」と呼びかけた。

波瑠も「誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました。ぜひ大切な人と見ていただけたらうれしいです」とコメントした。

◆ビートたけしと映画 監督として93年の「ソナチネ」でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門招待。97年「HANA-BI」でベネチア国際映画祭金獅子賞受賞。03年「座頭市」で同銀獅子賞受賞、トロント国際映画祭観客賞受賞など。10年からの「アウトレイジ」シリーズなどでもメガホンを取り、自ら主演した。