18年に66歳で亡くなった大杉漣さんの長男で写真家の大杉隼平氏(40)が、22日までにツイッターーを更新。命日だった21日に閉鎖された、大杉さんの公式サイト「大杉漣記念館」が、国立国会図書館で保存され、近日中に閲覧できるようになると発表した。

「父、大杉漣のHPは本日を持って閉鎖となりましたが、近日中に国立国会図書館にて保存されるウェブサイト『大杉漣記念館』でご覧頂けるようになりました」

世界各国の国立図書館や公的機関が中心となって、消えていくウェブサイトの情報を保存する取り組みをしており、国立国会図書館でも2002年(平14)からインターネット資料収集保存事業(WARP)を行っている。「大杉漣記念館」の保存も、その一環とみられる。

「大杉漣記念館」の閉鎖は13日、公式サイトで発表された。

「大杉漣が逝き、六度目の春を迎えようとしています。このたび『大杉漣記念館』に終止符を打ちます。立ち上げる際にご協力いただいた皆さま、快く引き受けていただき感謝しております。そして、なにより記念館に訪れてくださった皆さま、ありがとうございます。また、どこかで、作品のなかの大杉漣と出会っていただけることを願っております。スタッフ一同」

閉鎖の発表後、各メディアが、そのことを取り上げ、閉鎖を惜しむ声が多数、寄せられていた。隼平氏は「沢山の方から父への気持ちを寄せて頂き本当に嬉しかったです。ありがとうございます!」と感謝した。