女優菜々緒(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」(木曜午後10時)の第8話が23日に放送され、平均世帯視聴率が5・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが24日、分かった。初回から7・0%、5・8%、6・2%、6・0%、5・9%、5・0%、5・1%だった。

平均個人視聴率は3・2%。初回から4・3%、3・3%、3・4%、3・5%、3・3%、2・8%、2・9%だった。

主演の菜々緒が演じる草刈蛍は「超実力主義」の甲賀忍者。一方、劇団EXILEの俳優鈴木伸之(30)が演じる夫の草刈悟郎は「超保守主義」の伊賀忍者。現在でも敵対し、ライバル忍者の末裔(まつえい)でもある2人が、お互いの正体を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。お互いの正体がバレないように秘密を抱えながら送る生活の中で起こる夫婦バトル、隠密行動に暗殺事件。2人は家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件に発展する。

同作は「ルパンの娘」シリーズなどでユーモアミステリーの旗手として知られる横関大の最新作「忍者に結婚は難しい」(講談社)が原作の忍者ラブコメディードラマ。

第8話では、蛍が夫の悟郎といい雰囲気になった瞬間、蛍のスマートフォンが鳴る。警戒しながら電話に出ると、流れてくる「運命」のメロディー。それは危険を知らせるための甲賀の合図だった。音無祐樹(勝地涼)と風富小夜(吉谷彩子)が草刈家を訪ねてきたのだ。

蛍は、音無たちの相手を悟郎に任せて、2階の寝室に身を潜めた。何も気づいていないふりをすることにして、ふたりを迎え入れる悟郎。そこで小夜は「甲賀の背の高い女って、蛍さんだよね?」と切り出す。悟郎が防犯カメラの映像を見たときから様子がおかしいことに気づいていた小夜は、蛍が雀(山本舞香)のストーカーを捕まえたときの身のこなしや、イベント会場に男装して潜入し、爆弾を処理した雀の名前を知っていたことなどの証拠を挙げ、悟郎から真相を聞き出そうとする。それでも「蛍は甲賀なんかじゃない。普通の人だよ」と言って、悟郎は何とか追及をかわそうとする。

小夜は、シンクにあった食事の形跡に気付き、蛍が隠れていることを察する。だが、小夜が2階を調べに行ったときには、蛍の姿はなかった。悟郎は、時間をくれないかと小夜に申し出る。蛍と話をして、彼女の口から本当のことを聞きたいというのだ。悟郎に同情した音無が味方をしたこともあって、彼の提案を受け入れることにした小夜は、24時間後に結果を持って本部に来るよう命じる。