米映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で今年のアカデミー賞で主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー(60)が、映画「スター・トレック」シリーズの新作に主役として復帰することが分かった。

NBCニュースなどによると、「スター・トレック」の実写ドラマシリーズ第6作目となる「スター・トレック:ディスカバリー」で2017年から20年にかけて演じた宇宙戦艦シェンジョウの船長フィリッパ・ジョージャウ役で、米パラマウント+の映画「スター・トレック:セクション31」に主演するという。

アジア系として初めて主演女優賞に輝く快挙を成し遂げたヨーは、「スター・トレックのファミリー、そして長年愛してきたこの役に戻ることができ、これ以上ないほど興奮しています。『スター・トレック』の新たな黄金期が始まり、フィリッパを演じる旅を始めて以来、『セクション31』は私の心の近くにあり、大切な存在でした。夢を決して諦めないことの素晴らしい力を教わったこの1年で、ついに彼女が戻ってくる瞬間を見ることは夢のよう」とコメントしている。

報道によると、パラマウント+はヨー主演のドラマシリーズの制作を企画していたが、最終的にドラマより規模の大きな映画化が決まったという。メガホンを取るのは「ディスカバリー」で監督・製作総指揮を務めるオラトゥンデ・オスンサンミ監督で、今年後半に制作が開始される予定だという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)