中国・上海出身の歌手謝鳴(シャメイ)が8日、都内で、日本デビュー20周年記念イベントを行った。

「今日はお忙しい中、プレミアムイベントに起こしくださいありがとうございます。今年、歌手生活20周年の節目の年を迎えました。ここ数年はコロナ禍でイベントができなくて、今日はやっとみなさんの前で歌えます。会えることを楽しみしていました。今日は感謝の気持ちを込めて精いっぱい歌います」。

1986年に上海でデビュー。順調な活動を続けていたが、日本でデビューする夢を追って、単身海を渡った。地道なライブ活動を重ねながらじわじわとファンを拡大。16年後の2002年に「Mandara」で念願の日本デビューにこぎつけた。以降も「日本と中国の友好の架け橋になろう」との思いで音楽活動を続け、昨年には「日中国交正常化50周年」を記念したコンサートを日中両国で開催した。

中国でのアルバム発売が100万枚を超える実績を誇り、日本でも今年2月に新曲「Tokyoに傷ついて/契られて…そして」を発売。2曲とも作詞家荒木とよひさ氏が作詞作曲を手がけ、「契られて-」では2人でデュエット。この日のイベントでも2人の美声を響かせた。

友人の荒木由美子も登場し、節目のイベントに花を添えた。荒木はテレビ朝日系の主演ドラマ「燃えろアタック」(79年)が中国でも大人気で、この日も会場から大きな拍手を浴びていた。

イベントには歌手仲間のチェウニ、中澤卓也も参加した。