米映画「ターミネーター」シリーズなどで知られる俳優アーノルド・シュワルツェネッガー(75)が、昨年3月に失語症と診断されたことで俳優業を引退したブルース・ウィリスさん(68)を「巨大なスターだった」とたたえた。

米CinemaBlendの取材で、友人でアクション俳優仲間だったウィリスさんについて問われ、「彼は何年も何年もずっと、巨大なスターだった。そしてこれからも偉大なスターとして忘れられることはないでしょう。彼は優しい人です」とコメント。「健康上の理由で引退しなければならなかったのは理解してる」とした上で、「一般的にぼくたちは決して引退することはない。アクションヒーローはリロード(再補塡=ほてん、再積み込みの意味)するから」と述べ、引退後も作品を通じてスクリーンの中でレガシーは継承され続けると温かいエールを送った。

2人は、俳優シルベスター・スタローンが監督、主演を務める映画「エクスペンダブルズ」シリーズで共演している。

「ダイ・ハード」シリーズなどで知られるウィリスさんの家族は、今年2月に「前頭側頭型認知症」と診断されたことを公表している。現在は妻や2人の娘たち家族と静かな生活を送っており、元妻で女優のデミ・ムーアと3人の娘たちも度々一緒に過ごす様子をSNSを通じて報告している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)