「第53回NHK上方漫才コンテスト」が9日、大阪市内で行われ、2017年4月にコンビ結成したスナフキンズが優勝した。

スナフキンズはこの日、予選・決勝ともにコントで勝負。決勝で女性コンビの爛々を4対3で破った。ちょっぴり太めの松永ボディ(30)と対照的にスリムな朝地亮介(31)は「優勝が決まって、まだ夢の中みたい」と同じコメント。朝地は「気づいたら優勝していた。大阪のコントを盛り上げたい」と笑顔。松永は「運だのみというか、空気をつかんだ者が優勝すると思っていた。それでも、50%ぐらいは自信ありました」

いずれもNSC(吉本総合芸能学院)34期生。結成は、ともにコンビ解散していた時期で、朝地が松永に声をかけた。そのとき松永は「1週間考えさせてほしいと返事しました。すぐにOKしたらナメられると思って」。

まだ若手で芸人の収入だけでは生活できず、ともに駐輪場でアルバイト中。翌日もバイトの予定があるという。「早くアルバイト生活から脱出したい」と本音を語った。今後の目標はキングオブコントという。

上方漫才コンテストは、結成10年以内のプロ芸人が対象。過去、オール阪神・巨人、トミーズ、笑い飯らが優勝。昨年は天才ピアニストが優勝した。