元カリフォルニア州知事でアクション俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー(75)が、米大統領選に出馬する資格を得ることができたら24年の米大統領選で「絶対に勝てる」と米CNNの番組で語った。

米国の憲法では、大統領選の被選挙権は「14年以上居住する35歳以上の出生による米国市民権保持者」であることが定められており、オーストリア出身のシュワルツェネッガーに出馬資格はない。

しかし、03年から11年まで州知事を務めたシュワルツェネッガーは、CNNのインタビューで司会者から「もし出馬できるなら立候補するか?」と問われ、「もちろん」と返答し、法律が改正されれば24年の米大統領選に出馬したい意向を示した。現在出馬を表明している候補者について年齢などさまざまな理由から多くの人が誰に投票するかよりも、誰に投票しないかが議論になっていると指摘。取りまとめられる真の候補がいないとし、「どうすれば選挙に勝てるかはっきりと分かっている。人々は何か新しい答えを求めているのは明らかだ。右でも左でもない、国を1つにまとめることができる人物だ」とコメント。自分なら、人々を団結させることができると熱く語った。

番組でシュワルツェネッガーは、機密文書を自宅に保管していた問題で37の罪に問われているドナルド・トランプ前大統領についても言及し、裁判で有罪になれば非常に厳しい状況になるだろうと述べている。(米ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)