俳優木村拓哉(50)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「風間公親-教場0- 特別編」が26日月曜午後8時から2時間枠で放送され、平均世帯視聴率が5・8%、平均個人視聴率は3・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが27日、分かった。

本編の平均世帯視聴率はが第1話から12・1%、10・7%、9・8%、9・6%、9・1%、8・3%、8・9%、9・4%、9・9%、9・4%、10・6%。

平均個人視聴率は第1話から7・2%、6・6%、5・7%、5・8%、5・4%、4・9%、5・3%、5・8%、6・0%、5・7%、6・6%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)。

19日放送の最終回以降が描かれた。風間公親(木村拓哉)と遠野章宏(北村匠海)を襲った被疑者・十崎波琉(森山未來)は若い警察官によって逮捕されたものの釈放された。十崎の弁護士は、逮捕時に暴力行為があったと公安委員会に抗議していた。また、風間ら被害者だけでなく、目撃者も被疑者の顔をはっきりと見ていないため、十崎の犯行だと断定できる証拠もなかった。

この一件がきっかけで、風間は一線を退く決意を固める。風間を見送った伊上幸葉(堀田真由)は、残った備品を片付けていた際に組み立てブロック玩具で作られたミニチュアを見つける。だが、パーツが取れており何をモチーフにしたものかはわからなかった。幸葉は、これまでにも風間と新人刑事たちが関わった事件をモチーフにしたミニチュアをブロック玩具で自作しており、それが事件解決のヒントになったこともあった。幸葉は、誰が作ったのかわからないこのミニチュアが何なのか気になっていた。

木村の同局看板枠「月9」での主演は、14年「HERO 第2シーズン」以来9年ぶりで、歴代最多を更新する11度目の登場。本編はフジテレビ開局65周年特別企画となる。

木村は、長岡弘樹氏の「教場」シリーズをドラマ化した新春スペシャルの20年「教場」、21年「教場2」で、冷徹“最恐”の教官・風間公親役を熱演。今作は風間が教官として警察学校に赴任する以前、「刑事指導官」として新人刑事の教育していた時代の「教場0 刑事指導官・風間公親」「教場X 刑事指導官・風間公親」を舞台に描く。「教場」ではなく「風間道場」という新たな舞台で、風間がなぜここまで冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかとなる。バディ役の刑事として、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が出演した。