元乃木坂46で麻雀プロの中田花奈(28)が30日、都内で行われた麻雀プロリーグ「Mリーグ2023-24」のドラフト会議で新規参入チーム「BEAST Japanext」から指名を受けた。元乃木坂46で初の麻雀プロとして注目を集めているが、加入が決まれば日本を代表するアイドルグループ卒業生から初のMリーガーが誕生する。

中田は11年8月、乃木坂46の1期生オーディションに合格。20年10月にグループから卒業後は、ソロで活動。21年3月に日本プロ麻雀連盟第37期後期プロテストに正規合格し、同6月に自身がオーナー店長を務める東京・赤坂の麻雀カフェ「chun.(読み:チュン)」がオープン。CSTBSチャンネル1では「元乃木坂46中田花奈の麻雀ガチバトル! かなりんのトップ目とれるカナ?」が放送されている。

「BEAST Japanext」の高橋暁監督はドラフト会議を終え「スタートしたなという感じです」とコメント。中田の指名について「CS-TBSの麻雀番組で魅力を普及していまして、非常に発信力や言葉の強さを持っている。自身の麻雀カフェで広めるですとか麻雀愛がある方だなという印象」と評した。

中田の他には猿川真寿、菅原千瑛、将棋棋士の鈴木大介九段を指名した。今後の目標について「まずはセミファイナル進出」とした上で「指名を受けて頂いたプロの方々と相談しながら、まずはそこを目指していきたい。Mリーグを盛り上げていける戦いを見せて行ければ」と力を込めた。

指名を受け、中田は自身のツイッターを更新。「先程、 #Mリーグ #BEASTJapanext さんからご指名いただきました。今はただ混乱しております。本当にありがとうございます。整理がつきましたら、また書かせてください」とつづった。

その後、一般社団法人Mリーグ機構を通じてコメントを発表した。「ご指名いただきありがとうございます」と感謝し、「素晴らしいプロ雀士の方がたくさんいらっしゃる中で、Mリーグの舞台に立つ事がどういう事かを私自身、肝に銘じなくてはなりません」と決意を明かした。

乃木坂46の1期生としての活動を踏まえ、「Mリーグが大好きだからこそ、私がMリーガーになることについて、様々な声がある事は容易に想像できます。ですが、私には少しばかりの発信力や逆境への耐性など、アイドルを続けて身につけたものがあります」と記し、「昔から私を応援してくださっていたファンの皆様は、新たな環境に飛び込む事、そして時には厳しい言葉を向けられるであろう事を不安に思われるかもしれません。闘争心があまり無い私に火をつけてくれるのは、そういう言葉だったりもします」と伝えた。

その上で「尊敬しているMリーガーの皆様とはまた違ったベクトルでMリーグに貢献ができると信じて、Mリーガーにして良かったと思ってもらえるよう精進してまいります。開幕を楽しみにしております」と前向きに締めた。

「Mリーグ」は18年に7チームで発足。2019-20シーズンから8チームとなり、23-24シーズンからは「BEAST Japanext」が新たに加わり全9チームとなる。TEAM RAIDEN/雷電の俳優萩原聖人(51)、KADOKAWAサクラナイツのモデル、タレントの岡田紗佳(29)ら、芸能界と麻雀プロを両立しているMリーガーもいる。