King&Princeが2日、東京・有明アリーナで、グループ初のファンミーティング「King&Princeとうちあわせ」を開催した。5月22日をもって平野紫耀(26)岸優太(27)神宮寺勇太(25)が脱退し、永瀬廉(24)高橋海人(24)の2人体制で初のイベント。昼夜2公演で3万人を魅了し、再スタートのダッシュを決めた。

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永瀬が「King&Princeと~」と言うと、高橋が「うちあわせ~」と続いた。2人で「は~じま~るよ~!!」と声をそろえながら登場すると、大歓声を浴びた。2人体制初シングル「なにもの」を熱唱。昨年10月以来のライブステージに、高橋は「元気でした?」と笑顔で尋ね、永瀬は「今日は暑さを吹き飛ばしましょう!」とアピール。客席には涙を流すファンもいた。

「借り物競走」などファンと交流するゲーム対決にも挑戦した。2人は縦横無尽に客席の通路を駆け回り、時には最上階の4階席まで足を延ばしてファンを沸かせた。高橋は「こんなに近くに行けることないから最高だった」と喜んだ。

昨年4月リリースの「Lovin’ you」も披露し、ひときわ大きな歓声を浴びた。5人体制時代の楽曲も披露し、永瀬は「形は2人になりましたけど、5人の時と気持ちは何も変わっていないので。5人で歩んできた歴史も背負いながら活動していく気持ちなので、やらない理由はなかったです」と説明した。

「なにもの」は発売初週で54・3万枚(オリコン調べ)を売り上げるなど大ヒット。永瀬は「もちろん僕ら2人のファンもそうですし、紫耀とかジン(神宮寺)とか岸さんのファンの方々、他にも応援してくださっている方々にもたくさん手に取っていただいたと実感しました。感謝です」と伝えた。

8月16日に2人体制初のアルバム「ピース」をリリースし、同27日からは2人体制初の全国ツアーもスタートすると発表した。永瀬は「恩返しできるようなライブにしたい。何年たっても、目の前の人たちを大事にするというところはブレずに、ゆっくりと僕ららしく歩いて、King&Princeという2人の歴史を紡いでいきたい」と誓った。高橋は「僕たちに関係してくれる皆さんを、1秒でも長く幸せにしたいという気持ちで頑張りたいです」と意気込んだ。【横山慧】

○…観客の“声出し”制限も解除され、直接質問に答える場面もあった。高橋は「若林~!」という歓声を受け、日本テレビ系主演ドラマ「だが、情熱はある」で演じたオードリー若林正恭(44)のモノマネで「うるさいなぁ」と返した。「1話に1回くらい『うるさいなぁ』って言っていた気がする。ありがとうね」と笑顔。さらに春日俊彰(44)のギャグ「トゥース!」も披露し、会場を沸かせた。

○…新アルバム「ピース」のタイトルについて、高橋は「『2人』というのは避けて通れないし、2人でちゃんと地に足着けて立っていくぞっていう意味も込めて。誰もがやったことあるし、なじみもあるので皆さんに届くかなと」とピースサインしながら説明した。「楽しい、幸せ、平和、いろんな意味もある。それに僕らもお互い大事な欠けちゃいけないパズルのピースなので」とほほ笑んだ。

<King&Prince2人体制への流れ>

▼昨年11月4日 今年5月22日をもって平野、岸、神宮寺が脱退すると発表

▼同12月31日 5人では最後の「紅白歌合戦」出場

▼今年2月22日 5人体制ラストのシングル「Life goes on/We are young」発売

▼同4月19日 初ベストアルバム「Mr.5」発売

▼同5月20日 初の冠番組、日本テレビ系「King&Princeる。」が特番をもって終了

▼同22日 3人が脱退

▼同23日 永瀬、高橋がSNSで生配信。シングルリリースなど発表し再始動

▼6月5日 TBS系「CDTVライブ!ライブ!」で2人体制初パフォーマンスを披露

▼同21日 2人体制初シングル「なにもの」発売

▼7月1日 日テレ系新番組「キントレ」スタート