タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)の創立110周年記念式典が18日、宝塚大劇場で行われ、卒業生約1200人が集まった。小林一三氏の生誕150年とあわせの式典となった。

式典終了後には、思い出トークに出演した59期生の元月組トップ大地真央(67)が、相手娘役だった黒木瞳(62)とともに囲み取材に応じ、「今日あらためて、音楽学校の卒業生であることに誇りを感じました。永遠に続くよう、祈りました」と語った。

隣の黒木は「今の気持ちは10代です」と言い、大地を見やると、音楽学校時代を振り返り「一生懸命にお稽古して、お掃除して…。大変でしたけど、かけがえのない財産です」と話した。

大地は学校時代、成績が「中の下ぐらい」だったと明かし「放課後は個人レッスンで…:」。仲間とは「友達以上家族未満」の絆で結ばれており、当時からいたずら精神が豊かだった大地は、レッスン合間などに「ちょっとした余興」を繰り出し、仲間を笑わせていたという。

「笑い声をあげちゃいけないから、ロッカーに顔を入れたり。でも、結果的に余計に響いて」。楽しそうに、思い出を語った。

続いて、75期生の元星組トップ湖月わたる(52)は、星組の大先輩で元星組トップ娘役、現在は音楽学校講師の南風舞とともに取材対応した。

湖月は、南風らが指導する110期、111期の本科、予科生との共演に「感動しました」とニッコリ。学校生活は「その時、その時は大変でも、同級生との思い出は一生続く。テレビもない寮生活でしたが、今の時代は情報があふれている。でも、コロナで大変だった時期も団結力、集中力で乗り越えてきてくれた」などと、伝統の継承に感謝した。

また、南風は「(在校生が)110年の歴史をどう思うか。人生の中で、振り返れば幸せな1ページになると思う。そして、120年、130年と続いていってほしい」と話していた。

宝塚音楽学校は1913年7月15日に「宝塚唱歌隊」として発足。通算約4800人の卒業生を宝塚歌劇団に送り出している。

この日の式典には、アメリカ、スイスなど海外からも含め、卒業生約1200人が出席した。