ムロツヨシ(47)が、映画「身代わり忠臣蔵」(河合勇人監督、24年2月9日公開)に主演し、1999年(平11)の活動開始から24年で、初めて一人二役を演じることが24日、分かった。劇中で、赤穂藩主に斬りつけられた旗本の吉良上野介と身代わりで殿になった弟の孝証を演じる。「とある和尚役のムロツヨシです。江戸時代の討ち入り舞台にした世紀の身代わりミッション、お楽しみに!」とコメントした。

「身代わり忠臣蔵」は、「忠臣蔵」をベースにした作家・土橋章宏氏の同名小説の映画化作品。嫌われ者の旗本・吉良上野介が、城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられたことから、両家ともにお家取りつぶしの危機に直面する中、吉良家家臣から殿にそっくりな弟で和尚の孝証を身代わりにして、幕府をだまし抜く奇想天外な打開策が提案される物語。ムロは性格が正反対の兄弟を、時に皆が怖がる存在として威圧的に、一方では明るく熱く、巧みに演じ分ける。

切腹した赤穂藩の部下の大石内蔵助を、永山瑛太(40)が演じる。2人はプライベートでも親交が深く、永山が主演した05年の映画「サマータイムマシン・ブルース」に、ムロが出演したことをきっかけに映像に活動を広げていくと、17年には永山が主演したTBS系ドラマ「ハロー張りネズミ」で、初共演以来の共演が実現。映画としては18年ぶりの共演に、ムロが「永山瑛太さんとは映画としては(撮影時から)20年ぶりの共演。『身代わり忠臣蔵』この謎めいたタイトル、どのような展開が待っているのか」と言えば、永山も「令和の天才俳優ムロツヨシさんが主演ですから、この映画間違いなしです」と太鼓判を押した。

製作は、時代劇映画を脈々と生み出し続けてきた、時代劇のプロフェッショナル達が集う東映京都撮影所が担当。原作者の土橋氏を脚本に迎え、21年「総理の夫」「かぐや様は告らせたい」シリーズの河合勇人監督が手がける。同監督は「ムロさんが謎の一人二役。瑛太さんが敵役にして無二の親友。2人の時代劇ガチコメディエンターテインメントムービー。面白くないはずがない」と自信を見せた。