中山優馬(29)が、舞台「『大誘拐』~四人で大スペクタクル~」(来年2月6日初日、東京・シアター1010など全国13カ所で上演)に主演し、風間杜夫(74)柴田理恵(64)白石加代子(81)の大ベテラン3人と共演することが28日、分かった。前代未聞の大誘拐劇を描く。

原作の推理小説「大誘拐」は1978年に発表され、91年には北林谷栄さん、風間トオル、樹木希林さん、緒形拳さんら出演で映画化もされた。82歳の女性が国家権力とマスコミを手玉に取り100億円を略取した痛快な大事件。中山は、大富豪柳川とし子(白石)の誘拐を企てる犯人グループのリーダー、戸並健次を演じる。風間は警察本部長の井狩大五郎、柴田は柳川家の元家政婦、中村くらを演じる。

異色の4人がそろい、柴田は「出会いそうで出会わない4人が協力して、たった4人で大勢を演じる。大変ですが、やりがいがあります」とコメント。風間は「大変力がある方ばかりで、その中に私が加わります」とした。白石は「奇想天外でトンデモナイ物語。どんな作品になるのやら、私自身想像もつきません」と話している。

中山は「出演できること大変うれしく思います。作品にあふれる、生きていくことへの愛や強さを皆さまに届けたいです」と意気込んだ。「大阪人として血が騒ぎだす役だと思っています。『大誘拐』ならではの、緊張感と共に存在するワクワク感を楽しんでもらいたいです」と呼びかけた。