ビジュアル系エアバンド、ゴールデンボンバーの全国ツアー「振り返ればケツがいる」の最終公演が6日、東京・有明の東京ガーデンシアターで7000人のファンを集めて行われた。ツアー主題歌の「俺たちにはケツがある」「おさかな地獄」「抱きしめてシュヴァルツ」などアンコールを含めて全21曲を熱唱。新曲「残高ゼロ」を初披露して、大きな喝采を浴びた。

曲の合間に2月のスキー場でメンバー全員がブリーフ1枚になる雪合戦の映像や、ボーイズラブ風の「デスボイスをテーマにした学園ドラマ」も披露。声援とともに、大きな笑いも取った。

ボーカルの鬼龍院翔(39)は「僕は今年ソロも入れると54回コンサートをやっています。僕たちのコンサート、ソロのコンサート、イベントを“全通”すると計算したら、1人当たり40万7500円くらいかかるそうです。新曲の『残高ゼロ』は、多くの“推し文化”のことを歌っています」。エアギター担当の喜矢武豊(38)から「何、それアンチを作ろうとしてるの」とツッコまれると、鬼龍院は「丸くなっちゃいけねぇ。これからもいろいろなエンタメを見て、予想も付かないものを見せるから」と話した。

任■(にんきょう)ドラマシリーズ「日本統一」で役者としても活躍している喜矢武は「身も心もヤクザになるため、入れ墨を入れました。反社と仲良しのギタリスト兼ヤクザです」と笑わせ、昔の彼女の写真を使って背中に描いた入れ墨を見せた。

美尻を披露したエアドラム担当の樽美酒研二(42)は「いつでも俺はケツを出すから。みんな笑顔で最高」。エアベース担当の歌広場淳(37)は「自分勝手な事を言うようですが、楽しかった」と振り返った。

※■は人ベンに峡の旧字体のツクリ