女優中村玉緒(84)が今年2月に転倒して、緊急搬送され、都内の介護施設で療養していることが22日までに分かった。

所属事務所によると、今年2月に仕事先の名古屋で誤って転倒したため緊急搬送された。背骨の圧迫骨折と診断され、年齢的にも1人で日常生活を送ることが困難なため都内の介護施設で療養生活を送っているという。

中村は、2013年(平25)から東海地方を中心に全国で介護施設を運営している「フロンティア」のイメージキャラクターの仕事もしていた。こうした縁から同社の施設で療養生活を送っている。

所属事務所は今後の仕事復帰やケガの回復具合については「確認できていない」としている。

故・勝新太郎さん(享年65)の妻として知られる中村は、今年3月に元参院議長で宝塚歌劇出身の女優だった扇千景さんが、食道胃接合部がんのため亡くなった際に所属事務所を通じてコメントを出していた。

葬儀への出席はかなわなかったが、扇さんの夫だった故坂田藤十郎さんの妹でもある中村は「2021年10月に兄・藤十郎偲ぶ会にてお会いした際は、とてもお元気そうで、冗談交えお話させて頂いた事を昨日のように覚えております。長きに渡り、芝居好きな役者人生一筋の、兄・藤十郎を支えて頂き本当に有難うございました。ゆっくり兄と一緒に休んでください。心よりご冥福をお祈りいたします」とし文書で追悼していた。