ミュージシャンで音楽プロデューサーの近田春夫(72)が22日、X(旧ツイッター)を更新。

政府が東京電力福島第1原発の処理水を今月24日にも海洋放出する方針を示したことを受け、「政府は漁師の人たちとの約束を反故にしていいのか」と批判した。

近田は「いわゆる処理水の件で、私思うに、それが害のあるものなのかどうかという議論より、政府は漁師の人たちとの約束を反故にしていいのか」と投稿。「人間一番大切なのは約束を守ることだって思うんだけどなぁ」と、政府の決定に不信感を募らせた。

続く投稿では「岸田さんはまず漁師の人たちに、『ごめんなさい。約束守れませんでした。だけど分かって下さい。お願いします』って何でいえないんだろう?」と疑問を呈した。

処理水放出をめぐっては風評被害への懸念が根強く、全国漁業協同組合連合会(全漁連)は放出に反対している。政府と東京電力は2015年、漁業関係者らの理解がないまま処理水を放出しないとする約束を福島県漁連と交わしている。