大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された永山絢斗被告(34)の初公判が28日、東京地裁で開かれた。

永山被告は6月16日に逮捕され、7月6日に起訴された。起訴状によると、6月15日に東京・目黒区の自宅で乾燥大麻約1・694グラムを所持したとしている。

公判は午前10時過ぎにスタート。永山被告は起訴事実を認めた。黒のスーツに濃紺のネクタイを合わせ白いシャツ姿で登場。顔は白いマスクで鼻まで隠れており、黒髪だった。終始声が小さく、途中で裁判官から声量が小さいと注意されていた。

冒頭陳述で検察は、永山被告が中学2年生の夏ごろ、地元の先輩に勧められて音楽イベントで初めて大麻を使用したと明かした。その際は使用して気持ち悪くなり使用を止めていたが、18、19歳のころ、知人の家で飲酒していたら、再び勧められて使用したという。

弁護側の上申書は母親と所属事務所の2通が読み上げられた。現在、母親と同居しており、GPSの機器を付けていることが明かされた。また、所属事務所からは「たくさんの方に迷惑をかけてしまった。今後も支えていきたい」。

最後、永山被告は「大変申し訳ございませんでした。限りある時間の中で、自分の中にぶれない軸をつくって、周りの人を大切にして1日1日を大事にしていきたい」と声を絞り出した。

検察は懲役6月を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。判決は9月1日に言い渡される。

永山被告は逮捕後、出演予定だった来年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を降板した。7月7日の保釈時には、永山被告は「このたびはご心配、ご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ありませんでした」と、頭を下げ謝罪した。