田中みな実(36)が、auの人気CM「三太郎」シリーズで、菅田将暉演じる「鬼ちゃん」の嫁の「鬼嫁」として、1日から全国放送される新CMに初登場する。

あでやかな着物姿に角をつけた妖艶な雰囲気で、かわいく怖く、同社の通信・金融セットサービス「マネ活」を勧める鬼嫁田中に、鬼ちゃんと三太郎がタジタジとなるストーリー。撮影を振り返るインタビュー動画も公開され、田中は「鬼嫁」を演じたことを喜びながらも「どんどん婚期が延びるなぁ~」と笑い「あの時ポンってしとけばよかったなっていうことですね」と自身の結婚についても、あっけらかんと語った。

田中が出演するのは「鬼嫁とマネ活『鬼嫁登場』篇」。ある昼下がり「た、助けてー!」と、鬼ちゃん(菅田)が何者かに追われているかのように桃太郎(松田翔太)の家に逃げ込んでくる。「ど、どうしたの鬼ちゃん!?」と浦島太郎(桐谷健太)に聞かれ、「鬼嫁が・・・」と焦る鬼ちゃん。そこに現れたのは華やかな着物に小さな角を生やした鬼嫁(田中)。「ウチの人がお世話になってます。鬼嫁です~」と柔和な笑顔であいさつし、鬼ちゃんをつついて「鬼ちゃん、ウチ子ども多いんだからマネ活しないとね!」と真顔で迫る。三太郎が「まねかつ!?」と聞き慣れない単語に反応すると、鬼嫁は「みなさんもマネ活しません?」とすかさず提案。金太郎(濱田岳)が「お金興味あるー!」と乗っかり「マネ活やるぞー!」と気合を入れると、桃太郎と浦島太郎も「マネ活!マネ活!」と手拍子をたたいて“マネ活コール”で盛り上げます。そんな様子を“お金ポーズ”を目に当てながら抜かりなくチェックする鬼嫁に、鬼ちゃんが「コワッ!」と反応するストーリー。

田中はインタビュー動画で「今回、三太郎シリーズというすごく長く愛されてるコマーシャルに参加できてとてもうれしく思っています。鬼嫁ちゃんはキャラクターが結構濃いので模索しながら現場でどういう風に作っていこうかと監督と話し合いながらやってます」と振り返った。

自身の「鬼嫁気質」を聞かれると「こういう風に演出していただくと、どんどん婚期が延びるなぁ~ていう(笑)。怖い人だと思われちゃうので」と笑った。「鬼嫁ちゃんの怖さというよりは、勧めたがりなんですよ、たぶん鬼嫁ちゃんは。だから『マネ活みんなしようよ』というお得だから伝えたい気持ちがとてもあって、私も良いものはすごく共有したいなと思うタイプなんで、そこは通ずるところがあります」とコメントした。

資産などを増やす「マネ活」というテーマについて、普段意識する節約やお金のやりくりを聞かれると、田中は「私はふるさと納税制度をうまく活用することです。果物大好きなので消費量がとても多くて。メロン一日一玉食べてるんですよ。そうすると結構果物の金額がいっちゃうのでふるさと納税で返礼品として受け取らせていただいてます」と説明。菅田を「素晴らしい」とうなずかせた。

「先延ばしにせず始めたいマネ活」というコンセプトであることから「ついつい先延ばしにしてしまっていること」を聞かれると、田中は「私は唯一結婚ですね、意図せず先延ばしになっちゃっているという感じですかね」と再び結婚ネタで、菅田も思わず苦笑い。「ついついなんですね~」とツッコまれ、田中は「ついついですね、別に相手がいるというわけでもないんですけど。暗い感じにならないでください」と静まり返った収録現場で笑いを誘った。

その後も結婚の自虐ネタは続き「いつか結婚できるだろうなって思ってたんですけどね。いつかポンってするもんだろうなって思ってたんですけど、ポンってしちゃった方がいいですね」と話し、菅田に「そうですね、今やろうって」と言われると、田中は「そうそう、あの時ポンってしとけばよかったなっていうことですね」と回想。菅田に「そんなことがあったんですね」とかぶせられて田中は「ありましたね~」と振り返った。

メイキングも公開され、鬼嫁を怖がって逃げてきた鬼ちゃんのシーンからスタート。田中は、当初はどこか緊張感を感じさせる笑顔だったが、カメラが止まるとかわいらしい表情でモニターチェック。終始なごやかに収録がすすみ、田中は、「あ、わかった!」と顔に当てる“お金ポーズ”のバリエーションを提案。新たな三太郎ファミリーとして頼もしい一面を見せた。