ラグビー大好き、ラグビー通で知られる女優山崎紘菜(29)が、W杯フランス大会でサモア戦(日本時間29日)に臨む日本代表の勝利のポイントを語った。現在の日本代表には学生時代から注目している選手も多く、思い入れも感慨も深い。熱い思いと冷静な分析眼で、日本代表へエールを送る。
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大学ラグビーのイメージモデルを務めたことが始まりで10年以上ラグビーと関わってきた。今では「ラグビーがくれた力に恩返ししたい」と話す。今大会、なるべく全試合を、中継や配信、追っかけ視聴でも見ている。サモア戦のポイントを聞いた。
「サモアのモールには他の国も苦しめられている。モールを組ませないように崩せるかがポイントになると思います。FWの頑張りに期待したいです。ボーナスポイントをもらって勝つことが目指すところです」
FWに注目する中、期待の選手を挙げた。
「具智元選手が前回大会のアイルランド戦で、スクラムで押し勝ちペナルテーを奪った時、ガッツポーズをしていた姿が印象的でした。またそんな姿が見たいです!」
スコア予想を聞くと、これまでの試合結果を見て慎重に話した。
「34-10。日本は4トライ、ペナルティーゴール2つ。ボーナスポイントは絶対にほしいです。前の試合から10日間あるので、コンディション調整や、前2試合で痛んだ選手のリカバリーができたと思います。サモアもフィットネスは強いですが、日本の方が80分間動ける気がします。モールに苦戦したらこのスコアは厳しいかもしれませんが、大丈夫だと思います」
日本代表には同世代の選手も多い。
「姫野和樹選手、中村亮土選手、坂手淳史選手は帝京大時代から見ていて、同世代ということもあり、たくさん刺激を受けました。齋藤直人選手も早大時代からずっと日本代表になりたいと言ってて、今大会初めてW杯。何というか…感慨深いです」
ラグビーへの感謝の気持ちが大きい。
「ラグビーが夢を後押ししてくれるというところもありました。自分が夢をぶれずに持ち、いろんな作品に出てもっと知ってもらうことでラグビーの魅力を届けられる、そんな相乗効果になればいいですね」【小林千穂】
◆山崎紘菜とラグビー 12年に明大ラグビー部イメージキャラクターを務め、13年から4年連続で全国大学ラグビー選手権イメージモデル。トップリーグアンバサダーも。19年W杯日本大会では開催都市特別サポーターのほか、日本テレビ系「Going!」、NHKのハイライト番組でラグビーを伝えた。明大の試合観戦時、スクリーンに山崎が映った直後、明大が逆転勝利したことで「勝利の女神」と呼ばれたことも。30日のアルゼンチン-チリは日本テレビ系中継番組の副音声ゲスト。
◆山崎紘菜(やまざき・ひろな)1994年(平6)4月25日、千葉県生まれ。11年「東宝シンデレラオーディション」審査員特別賞。12年映画「僕等がいた」でデビュー。昨年から今年はNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」「三千円の使いかた」「真夏のシンデレラ」など出演。11月から舞台「ジャンヌ・ダルク」が控えるほか、主演ドラマ「賭けからはじまるサヨナラの恋」がU-NEXTで配信中。高校時代は陸上、現在はピラティス、水泳、ダンスなど。171センチ。