国内を代表するミスコンテスト「2023ミス・ジャパン」日本大会が28日、都内で開催され、応募総数約5000人の中から、佐賀県代表の吉田愛さん(25=公務員)がグランプリに輝いた。

同県庁で勤務しており、「仕事以外でも誰もが輝ける、ということで一生懸命がんばってきました。立場にとらわれずに、みんなが輝ける社会に。みなさんにそれを伝えていけたら。ミスジャパンとして使命を全うしたい」と、声を震わせながら話した。公務員がミスコンに出ていいのか、悩んだ時期もあったというが「表現することが好きなので、思いっきり挑戦したいと。職場の了承は得ており、公務員の規定としてもミスコンはOKで」と笑顔で話した。「知事に報告に行けたらいいなと思っています」と語り、佐賀弁で「がっばいうれしか」と喜びを表した。

30歳以上の独身女性を対象としたミス・ジャパン・プレミアムには京都府代表の義村歩美さん(31)が選ばれた。人と関わることが怖くなった時期もあったというが、「やっと心の中の時計が動き出しました。これからはもう逃げません。ミスの名に恥じぬよう人生を歩んでいきたいと思います」とはっきりとした口調で語った。天然石を扱う仕事をしているといい「宝石のデザインや、アクセサリー作家様に石を販売しています。一番好きな宝石はサファイア。得意分野です」と笑顔で明かした。

また、ミスター・ジャパンに選ばれた神奈川県代表の太田隼矢さん(26)は「率直にうれしいです。今後の自分の人生の糧にして、努力を続けていきたい。自信はすごくありました」とほほ笑んだ。