女優生田絵梨花(26)がウォルト・ディズニーの創立100周年記念作品「ウィッシュ」(12月15日日本公開)の主人公、アーシャの日本版声優を務めることが12日、わかった。米国本社でのオーディションで大役を射止め、人気作「アナと雪の女王」のスタッフが手がける最新記念ミュージカル作品を彩る。

生田は「(合格時は)本当にびっくりしちゃって、すごくぼうぜんとしていたのですが、すこし落ち着いてマネジャーさんに『合格したよー!』って報告している時に、すごく涙が出てきました。ものすごく夢だったので、うれしかったです」と喜びを語った。

現在はレコーディングの最中。「100周年を背負うと思うとすごくプレッシャーはある」と引き締めつつ「一緒に作ってくださっているチームの皆さんが本当に温かくて。私が自由に表現できるように楽しくのびのびやらせていただいています」と語った。

ディズニーは1923年に創設されて以来、61作品にも及ぶ長編アニメーション映画を世に送り出してきた。今回は100年の歴史の集大成で、同社が描き続けてきた“願いの力”をテーマに、どんな願いもかなう魔法の王国の驚くべき真実を知ってしまった主人公の17歳の少女、アーシャが悪役に立ち向かっていく物語を描く。生田は「小さい時はお友達のおうちでプリンセスの格好をして遊ぶのが好きで、私はよく『シンデレラ』の格好をしていました。新しくこの『ウィッシュ』の世界やキャラクターを愛してもらえるように引き続き命を吹き込んでいけたらなと思います」と力を込めた。

◆生田絵梨花(いくた・えりか)1997年(平9)1月22日、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ、5歳から東京育ち。3歳でピアノを始め、全国大会出場経験もある。11年8月、乃木坂46に1期生として加入。19年4月に「第44回菊田一夫演劇賞」受賞。21年末をもって乃木坂46を卒業。役者としては舞台「ロミオ&ジュリエット」、「レ・ミゼラブル」、ミュージカル「四月は君の嘘」、「GYPSY」などに出演歴あり。160センチ。血液型A。