プロ野球はセ・リーグが阪神、パ・リーグはオリックスがCSファイナルステージを勝ち、ともに今季のリーグ制覇を遂げた両チームによる日本シリーズが実現する。59年ぶり「関西シリーズ」で盛り上がる中、ビデオリサーチから、CS放送の視聴率が発表された。(数字はいずれも関西地区)

阪神が進出を決めた20日の「阪神-広島」第3戦は、読売テレビが午後6時15分~同11時20分まで、5時間5分に及び放送。視聴率は個人平均8・3%。世帯平均は14・3%、瞬間最高は個人13・2%、世帯22・4%で、ともに午後9時41分で試合終了の時点だった。

読売テレビでは、系列キー局の日テレが20日午後9時から「金曜ロードショー『余命10年』」を放送しており、当初は関西地区の読売テレビでも放送予定だったが、これを取りやめて、阪神のCS突破の瞬間を伝えた。

「余命10年」の関西地区での振り替え放送については、現在「調整中」だという。

「阪神-広島」の初戦18日はABCテレビが放送し、2部の個人平均視聴率は10・1%、毎分視聴率は試合終了間際の13・5%(同8時49分)が最高。19日の2戦目はNHK総合が放送し、ニュース枠や関西ローカル枠を使って熱戦を伝えた。CS中継単独の視聴率としては、午後7時30分~同8時45分までの枠が、個人9・6%、世帯15・9%だった。

パ・リーグの「オリックス-ロッテ」も、初戦18日は地上波でMBSテレビが放送し、マルチ編成に入る午後9時までの視聴率は世帯平均3・7%、個人2・1%だった。

オリックスは21日にリーグ3連覇で日本シリーズ進出を決めたが、この試合はNHK・BS1などで放送された。