主演吉岡里帆(30)、恋の相手役を永山瑛太(40)が務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「時をかけるな、恋人たち」(火曜午後11時)の第8話が28日に放送され、平均世帯視聴率が2・1%(関東地区)だったことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から2・9%、2・6%、2・3%、1・9%、2・2%、2・1%、2・3%だった。平均個人視聴率は1・2%で、第1話から1・5%、1・4%、1・6%、1・0%、1・3%、1・2%、1・3%だった。

吉岡は主人公の常盤廻(ときわ・めぐ)を、永山は恋の相手役・井浦翔(いうら・かける)を演じ、今回が初共演となる。タイムパトロール隊のメンバーとして、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディー。脚本は時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナルとなる。他にも伊藤万理華、シソンヌのじろう、石田剛太、西垣匠らが出演する。今作が放送されている火曜午後11時開始の30分枠は、カンテレが「火ドラ★イレブン」と名付け、今年4月から新設された。

▼第8話のあらすじ

廻と翔の恋に反対していた天野(伊藤万理華)が、一転して2人を応援してくれることになる。天野は、タイムトラベルの研究が進み、航時法が変わるまで猶予を稼げば、過去人と未来人が一緒になれるかもしれないと未来予想図を語る。そのためには、2人が時間犯罪者を捕まえて昇進することが急務。そうすれば、廻と翔はおのずと任期が延長され、記憶も消されず、別れる必要もなくなるという。

翔の記憶によれば、廻と過ごした大学時代、キャンパスでは時間犯罪者と思わしき人物によって、ある事件が勃発したという。2人は早速、その人物を捕まえようと2013年へ向かい、構内で怪しい人物を物色していると、突然、2023年の広瀬(西垣匠)が現れる。広瀬は廻を追いかけて時空を旅してきたらしい。「未来人との恋なんてファンタジーです。正気に戻ってください」と必死に訴える広瀬と、予期せぬライバルの登場にいら立ちを隠せない翔。

2人の男は廻をめぐって言い争いを始め、2013年にはまだ存在しなかった令和の言葉が、集まった学生たちによって次々と拡散されてしまう。さらに数日後には、この事態の真相を調査すべく、翔が未来から潜入ミッションにやって来て、廻と運命の出会いを果たすことに。一方、当時の記憶を消されている廻は、まるで追体験するかのように、かつての自分が翔と恋に落ちていく姿を目の当たりにする。