菜々緒(35)が2日、都内で映画「怪物の木こり」(三池崇史監督、公開中)の公開記念舞台あいさつに出席し、撮影時の印象的な出来事を明かした。

同作は、19年に「このミステリーがすごい!大賞」に輝いた同名小説の映画化。亀梨和也(37)が演じるサイコパス弁護士の二宮彰が、連続殺人鬼から襲撃され、復讐(ふくしゅう)を誓う。追う者と追われる者が次々と入れ替わり、意表を突く展開が連続するサスペンスストーリーとなる。犯人を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子を菜々緒が、二宮の本性を知らない婚約者・荷見映美を吉岡が演じる。

この日は、撮影時のエピソードなどを交えながらトークを展開。菜々緒は、物語の終盤で自身が演じる荷見と、亀梨演じる二宮が相対する重要なシーンでアドレナリン全開になったと告白。「空気感が異様なものになっていて。カメラが回っているとき以外、(亀梨と)話さなかった。心臓がバクバク鳴って、血糖値が上がる感じががあって」とあまりの鼓動の大きさに音声マイクが心臓の音拾い、取り直したという。亀梨も「ぼくら、監督に操られていた節がある。普段入らないような所にカメラが入ってきたり…」と、三池マジックによる独特な空気感、撮影だったと共感した。三池崇史監督(60)は「(菜々緒の)隣に立つっていうのは大変ですよ。(心臓が)バクバク鳴って…。一種のごうもんですよ。この人との横で監督面して立っているという…」とまた別の緊張感と戦っていたとも打ち明けた。

吉岡里帆(30)も登壇した。