お笑いタレントのヒロミ(58)が23日、日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。ダウンタウン松本人志(60)が自身の2015年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」を発行する文芸春秋などを提訴した件についてコメントした。

松本が文芸春秋などを名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求から提訴。ヒロミは「裁判ではっきりしよう、という。これ何年かかるのか分からないけど、本当にそういうことがないんだったら、本人からそういう言葉を聞きたいなと思うけどね」と語り「雑誌が出ていて、そっちの情報の方が多くて、僕らは仕事をしたこともあるから、知ってはいる、人としてね。でも私生活とか飲み会とかいったこともないからわからないから、違うんだっていうのは聞きたいな、ってのはあるかな」と話した。

週刊誌の記事からしか情報が得られないことについて「雑誌の書いてある内容、告発している人もいて“上納システム”みたいな、っていう強烈なワードが、それっていってもそんなシステムがあるとは思えないんだけど、言葉をつくったのは雑誌社だとしたら、そういう言葉って強烈だから、入ってきちゃって。えっでも、そんなの誰が言ってんの?」とつぶやくように述べた。

さらに「それはもしかして雑誌のこう、ワンフレーズとして使ったのかもしんないけど、なんかそういうのが伝わっちゃうのが嫌だなと思います」と語った。

報道をめぐっては、今月8日に吉本が「さまざまな記事と対峙(たいじ)して、裁判に注力したい」という松本の意向を受けて、松本の活動休止を発表していた。今後の裁判について代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とした。

一方、文春側は同社サイトで「週刊文春」編集部のコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって委縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」とした。