落語家の立川志らく(60)が16日、X(旧ツイッター)を更新。前衆院議員のタレント水道橋博士(61)がつづった“通過儀礼”エピソードについて私見を述べた。

水道橋博士は自身のXで、師匠であるビートたけしのマネジャーから日常的に“鉄拳制裁”を受けていたが、テレビ出演が決まると「今日から博士さんには敬語で接します。いままでの無礼をお許し下さい!」と言われるなど態度が一変したという下積み時代のエピソードをつづり、「あの瞬間は今でも忘れられない。今では求めるべきではないが『通過儀礼』を意識した」と振り返っていた。

この投稿はSNS上で話題となり、パワーハラスメントを受けていた過去を“美談”にした、と受け取った一部からは批判的な声もあがったが、志らくは「博士は別に美談を語ったわけじゃないと思う。『売れる』とこう変わる、『売れる』事の大切さを語った」と推察した。

続くポストでは、古くから付き合いのある水道橋博士にまつわる駆け出しのころの出来事を回想。自身の師匠である立川談志さんとたけしがイベント後の打ち上げで東京・銀座のバーに入ったが「我々は店の中には入れてもらえない。外で何時間も待っていた。『いつか中で飲めるようになりたいね』と語り合ったのが若き日の博士と玉ちゃんと談春、志らくであった。その後、浅草キッドと談春志らくの立川ボーイズはライバルとなり口もきかないくらい意識をし、そしてステージでしのぎを削った」と振り返り、「今は皆丸くなり、盟友であり戦友である」とつづった。

なお、水道橋博士も自身のXで、批判コメントに対し「美談だと思って書いてないですよ。『愛と青春の旅立ち』のような鬼軍曹のストーリーを作っていた、ということです。何度も書いているエピソードです」と説明している。